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盆提灯の種類-大内行灯

現在、最も一般的な盆提灯として親しまれている大内行灯。
その特徴と歴史。

~もくじ~

特徴

大内行灯は、丸い火袋に三本足が付いているのが一番の特徴です。
また、火袋の上には二本の「上足」有り、そこに「雲手」と言われる取手が付いています。
その形は流線型で、伝統なデザインを受け継いでいます。

 

火袋は絹張りが多く、二重に張り、風景画や家紋を入れたものが一般的です。


吊り提灯のデザインを継承しており、本来風よけの役割である風鎮が付けられているのは、そのなごりと考えられます。


現在、最も普及している盆提灯の種類です。

 

 

由来と歴史

大内行灯は提灯の中で比較的新しく、明治22年に工芸品として売り出され、普及したと言われています。

 

当時から提灯作りが盛んだった岐阜で普及し、夏にはお盆に関係なく、照明として使われた様です。

 

名前由来は諸説ありますが、皇居を表す「大内」という言葉から取ったという説が有力です。
皇居=日本人にとって最も重要な場所 といった考えから、重要な場所や時期に使用する特別な行灯という意味が込められていると言われています。

 

大内行灯が登場した明治は、ガス灯やカンテラなどの西洋生まれの照明が普及する時代です。

利便性ではランプなどの照明に及ばず、普段使いの行灯は徐々に姿を消していきます。

その中で生まれた大内行灯には、普段使いの照明という役割より、その名の通り「大内(特別な場所)」で使用する用途が人々に受け入れられたのでしょう。

 

結果、家の最も重要な場所=仏間に使用する明かりとして現代まで親しまれるようになりました。

 

価格帯

元が工芸品なだけあり、高いもので10万円を超えるものも数多く存在します。

最も多いものは1万5千円~2万円程のもので、いずれも木製で火袋は絹が殆どです。

 

贈答品として使用される事が多いため、通常の照明器具より高価な事が多いようです。

 


盆提灯の種類-大内行灯

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